輸入住宅の魅力

輸入住宅とは、「海外の設計思想による住まいを資材別、またはパッケージで入手し国内に建築する住宅」を指します。スタイリッシュな外観デザイン、ゆったりとした間取り、または機能性とデザイン性のあるキッチンなどが輸入住宅の人気の一つと言えるでしょう。例えば、こちらのガラス張りのオープンな住まいは、輸送用コンテナをリサイクルした家。木調のフローリングや天井は、細部のマテリアルデザインにこだわってデザインされ、とてもコンテナハウスには見えないスタイリッシュな住まいに仕上がっています。日本の家のデザインとは異なるアイデアが輸入住宅の根強い魅力です。

クレジット： Jomar Bragança

こちらは、建材輸入会社サンタ通商が手がける美しい北米デザインのキッチン。日本ではキッチンを炊事場と呼び、裏方の作業場所として機能を重視し、 そのデザインやインテリア性は考慮されてきませんでした。 一方、欧米では、キッチンを中心とした空間を家族が会話する憩いの場として、 また友人とのパーティーのスペースとして、その機能性だけでなくデザイン性も重視されています。輸入住宅では、その洗練された設備とインテリアが美しく住まいを華やかにしてくれます。

クレジット： サンタ通商

海外のバスルームも日本の入浴習慣と異なり、そのデザインとインテリアに美しく魅了されます。日本のバスルームも機能的ですが、海外のバスルームやパウダールームはデザインも様々でこんなにおしゃれに決まります。特に壁の色使いと洗面化粧台の組み合わせが素敵ですね。魅力的なバスルームを望む人にもおススメです。

個性的なデザインの多い輸入住宅ですが、一方でログハウスでは、北欧やアメリカからのクラシカルで本物の質感とデザインが楽しめます。輸入ログハウスは、素朴で重厚感にあふれ、自然環境に調和します。森林資源豊富な国で生まれ、厳しい自然環境に持ちこたえてきたログハウスの歴史は、木材品質にも定評があり、数世代まで安心して暮らせる住まいの耐久力を保証してくれます。

輸入住宅には、北欧スタイルと北米スタイルの二つに大きく分かれます。北欧からやってくる輸入住宅は、主にスウェーデンやフィンランドなどの寒冷地。この厳しい自然条件が、他の国に例を見ない高い気密性や高い機能性を持つ家を発達させてきました。また環境に配慮した住まいの建材は、北欧の厳しい審査基準をクリアした良質の天然木が使われ、家族に優しい住まいとなります。

こちらは、福岡のTHE MAKER'S&UNITED SPACE ARCHITECTが手がける北米スタイルの住まい。親しみやすいカントリースタイルの外観デザインは、ホワイトで統一されることでスタイリッシュに。北米スタイルは、シンプルな北欧スタイルよりも細やかな飾りや華やかさがあり、個性的な住まいを実現できる点に魅力があります。住まい内部の天井や壁、こだわりの浴室タイルなども美しく、必見です。