リビングのインテリアは、そこで過ごす時間の気分を左右します。インテリアサイトや雑誌で実例を目にすることも多いと思いますが、実際にコーディネートしようとすると、なかなか思うようにはいかないことも。模様替えって難しいですよね。今日はかっこいいリビングインテリア実例と題して、いくつか方向性の異なるお部屋をご紹介します。気になるアイデア、見つかるでしょうか。
リビングが明るいと気持ちも明るくなりますよね。こちらのお部屋は白を基調としたインテリアにウッディカラーと黒とをうまく取り入れた実例です。フローリングに落ち着いた色合いの木材を取り入れ、家具にはオフホワイトやベージュ、アクセントカラーにスタンドライトや壁の額の黒が用いられており、ぼやけがちな色合いの多い空間をきゅっとしめています。クールな大人っぽいインテリアを目指すのでなければ、他の明るめの色をアクセントカラーとするのもいいですね。
お部屋の造りやライフスタイルによって、リビングはコンパクトになったり大きくなったり、LDKになったりワンルームになったりと大きく変化していきます。こちらのお宅ではLDKがつながっているようなワンルームのような不思議な造り。築25年のマンションのリノベーション物件で、寝室スペースをすのこ状の壁でゆるやかに区切り、ダイニングやソファスペースはざっくりとフラットにつながります。抑え気味なカラーリングのインテリアが、大人の男性の部屋っぽくてラフでスタイリッシュですね。
Photo: 繁田諭
かっこいい住空間、と聞いて思い浮かべるスタイルは人それぞれだと思います。こちらのお宅は近未来感あふれるデザインで、SF好きにとってはちょっとワクワクしてくるのでは?!東京の建築家・Artechnic Architectsの作品で、軽井沢に建つ流線形の建物です。天井や窓だけでなく、屋内に置かれたソファすらも流線形で、間接照明が照らし出すほのかな明かりがこの空間をより幻想的なものにしています。一人で過ごすにはちょっと心もとない気持ちがしますが、友人たちと大勢でゆったりと過ごすのにはとても気持ちがよさそうですね。
Photo: Nacasa & Partners Inc.
建築資材や技術の発達に伴い、近年ではガラス張りの建物が一般住宅にも取り入れられるようになりました。壁を全面ガラス張りにする場合、空調やプライバシーの確保といった問題がいろいろと出てきますが、こちらのように海に面したお宅では、人の眼を気にする心配はあまりなさそうですね。周囲をぐるりと自然が取り囲むこの環境では、まるで吹きっさらしの自然の中に暮らしているかのような気持ちになれそう?!ただし、こちらのリビングはル・コルビュジエのソファにガラスのテーブルといったとてもモダンな設えになっているので、ワイルドさと都会的な感覚が一度に味わえるかもしれませんね。
仕事で疲れた体を癒すためのリビングならば、壁を青く塗ってみるのはいかがでしょう?青にはリラックスを促進する効果があります。それと同時に体温や脈拍が下がるため、こちらのように白などの他の色をカーテンや家具などに取り入れることで、バランスの良いリラックス空間を作るのがよさそうですね。壁の青の面積が広いように感じるのであれば、額を飾ると目に入る色の割合が調整できて、過ごしやすくなりそうですね。