ルーバーのメリットまとめ集

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
Louver House "Courtyard that interacts with nature", 土居建築工房 土居建築工房 Single family home
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ルーバーとは、細長い羽根板を隙間を空けながら連続的に並び組まれたものを言います。その形は建物の様々な場面に見られ、扉やドアに取り付けられたり、あるいは、照明部分にも取り入られることもあります。今回は、建物の外部に取り付けられるルーバーのメリットをまとめて紹介していきたいと思います。住まいでの暮らしをより快適にするために、こうしたルーバーのメリットを活かした取り付けを是非検討してみて下さい!

ルーバー窓で直射日光を遮断

ルーバー窓のメリットとして一番に挙げられるのが、直射日光の遮断です。近年の住宅の高気密高断熱化に伴って、遮光することが非常に重要になってきています。ルーバー窓はその役割を十分に担い、かつ取り入れやすい手段の1つとなります。羽根板の角度を動かせる可動式のものであれば、光の入射量を調節できるので、取り付ける場所や目的に合わせて、そうしたものの採用も検討してみて下さい。


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ルーバー窓で外からの視線を遮断

住宅街などに家がある場合、外からの視線が気になり、昼間でもカーテンを閉めていたり、プランニングの段階でそうしたことが大きな障害となって、思い通りの間取りにできないこともあるでしょう。そんな時にも効果的な解決方法となってくれます。ルーバー窓は外からの視線を柔らかく遮断してくれるだけでなく、同時に光や風は家に取り入れてくれるので、住宅密集地でも自然を感じられる開放的な住まいとすることができます。


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目隠しルーバーフェンスで騒音を遮断

外からの騒音を遮断してくれることも、目隠しルーバーフェンスの1つのメリットです。特に、大きな幹線道路沿いに家がある場合には、大きな効果を期待できるでしょう。外からの音が気になるという方には、おすすめの遮音方法です。他にも、建物の造りを鉄筋コンクリートにすることでも、高い遮音性能を期待できます。鉄筋コンクリート造については、「鉄筋コンクリート住宅のメリットまとめ!」も参考にしてみて下さい。


【住まいづくりついては、こちらの記事でも紹介しています】

 カーペットとカーテンのあわせ術

目隠しルーバーフェンスで防犯性の向上

目隠しルーバーフェンスによって視線が柔らかく遮られることで、防犯性の向上にもつながります。外部から家の中が見えづらくなるので、家の中に人がいるのかわからないような泥棒が浸入をためらう住まいとすることができます。こちらの土居建築工房が手掛けた住まいのように、目隠しルーバーフェンスを使って庭を取り囲むことにより、より防犯性が高く、かつ子どもが安心して遊べるような安全な庭をつくり出すことができます。

柔らかなデザイン性

格子戸に似た柔らかな落ち着きのあるデザイン性があり、そのデザインに魅せられる方も多いと思います。外からの視線を完全に遮断せず柔らかく遮るデザインにより、外観としても圧迫感や威圧感のないものにしてくれます。また、羽根板には木材が使われることが多いので、木材の落ち着きのある雰囲気を外観に取り入られることにもつながります。そうしたデザイン性は、周囲の街並みにもうまく溶け込みながら、おしゃれで印象的な住まいにもしてくれます。

縦ルーバーとの使い分け

最後に紹介しておきたいのは、羽根板が水平に並ぶタイプと、垂直に並ぶ縦向きタイプの使い分けです。日射を遮断するために、南側の開口に取り付ける場合は、太陽の高度が高くなるので、水平の方がより有効となりますし、通行人の視線をカットしたい場合には、縦向きが効果的な場合もあるでしょう。もちろん、そのデザイン性も重要なことですが、取り付ける場所や目的に合わせて、この2つのタイプを使い分けることも考えていきましょう。


【外壁については、こちらの記事でも紹介しています】

※ 外壁材を選ぶ前に知っておきたい6つのポイント 

※ 錆びがカッコイイ!コールテン鋼の魅力とは?


追記:外からの視線は?

こちらは深く延びた軒の下に、ゆとりある外縁が設けられた住まい。外縁の半分には外からの視線を遮るため水平目隠しルーバーが設けられています。外側からは外縁の様子が見えず、プライバシーがしっかりと保たれています。

追記:内側からは?

こちらは目隠しルーバーフェンスが設けられたテラスの内側。内側からは外の様子が把握でき、程よい採光も確保できます。テラスは屋外スペースですがこうしたルーバーを設けることにより屋外でもプライベート感のある空間をつくることが出来ます。

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