創造性を生活に取り込む:アトリエのある家5軒

Y. Y. Y. Y.
大河原の家, 株式会社井上貴詞建築設計事務所 株式会社井上貴詞建築設計事務所 Media room
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ご自分で何か制作される方なら誰でも、一度は夢見るアトリエ。リビングの一角を使うのと違い、自分のためのアトリエなら、その都度片付ける必要もなく、時間の許す限り思う存分作品制作に集中できますね。アトリエが独立していれば、道具や材料にもよりますが、小さなお子様が触ると危ない、もしくは壊されてしまうかもといった心配もありません。今回の記事でご紹介するのは、アトリエのある家5軒。この記事を見たら、あなたもきっとアトリエが欲しくなることでしょう。

美術修復士のためのアトリエ

井上貴詞建築設計事務所が手掛けたこちらのお住まいは、美術修復士のためのアトリエが併設された家。街中に建てられた家ですが、緑の多い庭のおかげで穏やかな環境が保たれています。そんな環境だと、作業もはかどりそうですね。天井の高い広々とした空間はシンンプルで落ち着いた雰囲気を演出しており、静かな気持ちで制作に取り込めそうな風情です。開口部の方に向けられた椅子に座って、時には庭の植栽を眺めながら休憩されるのでしょうか。こちらのお住まいは、街中に建つ、庭と繋がるアトリエハウスで詳細をご紹介しています。

陶芸アトリエ

設計事務所アーキプレイスが設計を手掛けたのは、ご夫婦がお二人ともデザインのお仕事をされているクライアントのためのアトリエ併用住宅です。一階の陶芸アトリエとし、生活の場は2階に配置されました。この写真は、その一回のアトリエの風景。左奥に見えるのが釜、右手前のテーブルに並べられた陶器が、ここで生まれた作品でしょう。こちらのお住まいは、homify 360°: クリエイティビティが豊かな時を生む。「アトリエのある住宅」で詳細をご覧いただけます。

細長い家の、明るいアトリエ

SHIMPEI ODA ARCHITECT’S OFFICEが手掛けたのは、昭和初期に建てられた戸建住宅のリノベーション。間口4.1m、奥行12.8mという敷地と、隣の建物もごく近くという立地条件は、どこか長屋を思わせます。アトリエスペースは正面側に設けられており、間際まで広げられた開口部からは、自然光が差し込みます。ガラスの扉の黒い縁取りが、白を基調とした空間を引き締め、スタイリッシュな仕上がりですね。こちらはアトリエのある家へ、細長の家のリノベーション「紫竹の住居で詳細をご紹介しています。

写真 : Shinkenchiku-sha

仕事場としてのアトリエ

川添純一郎建築設計事務所が手掛けたこちらのお住まいは、ご夫婦のために建てられました。仕事場であるアトリエが併設されており、生活の場とはコンクリートの壁によってゾーニングされています。周りには高い建物がないため、一階のこちらのアトリエにも自然光が十分に差し込みます。打ちっ放しのコンクリートと、レトロな雰囲気の木製家具が絶妙なバランスで、スタイリッシュなアトリエですね。このスペースでどんなお仕事をされるのか、気になります。こちらのお住まいは、自然の変化を愉しむアトリエのある住まいで詳しくご紹介しています。

日本刺繍ためのアトリエ

TERAJIMA ARCHITECTSが手掛けたのは、和モダンなお住いで、海外からのお客様が多いクライアントのためのプロジェクトです。日本に来られた方のために、和の雰囲気が楽しめる家という発想が素敵ですね。そしてこちらは、日本刺繍をされるお母様のためのアトリエ。刺繍という作業自体はあまり場所を取らないものの、構図を描いたり、刺繍糸や用具を並べたりとやはりある程度のスペースは必要です。こんな風に優しい光が差し込む部屋だと、幸せな気持ちで一針一針刺せそうです。和風のギャラリースペースまであるこちらのお住まいは、「海外からのお客様も大満足!おもてなしが似合う和モダンの住まい」で詳細をご紹介しています。

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