犬と暮らす家best5!

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​House for DONKORO, シキナミカズヤ建築研究所 シキナミカズヤ建築研究所 Modern living room Wood Wood effect
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さて先日は【猫と暮らす家best5!】をお送りしましたが、愛犬家の皆さんお待たせしました!今回は【犬と暮らす家best5!】です。大切な家族の一員であることは猫も犬も変わりませんが、犬は毎日外へ散歩へ行くこと、犬種によってはかなりの運動量が必要であることなどから猫と暮らす家とは異なる工夫が必要です。

ではさっそく犬と暮らすための五軒の家、見ていきましょう!

フローリング材にこだわる

本来犬は爪を地面に突き立てながら歩行しています。しかし多くの場合ペットの犬は定期的に爪を切っているはずです。するとつるつるした硬いフローリングの床では足が滑ってしまい、足腰に大きな負担がかかります。しかも歳を取ると肉球が乾燥する分より滑りやすくなり股関節や腰を痛めることも。カーペットやざらりとした質感のタイルの床がおすすめですが、フローリングにしたい場合はなるべく柔らかく滑りにくい木材を選びましょう。

こちらの住宅はその点を踏まえフローリングにモミの木が使用されています。硬過ぎず柔らか過ぎず弾力性のあるモミの木は、歩行時の衝撃を吸収するので犬の足にも、人間の足にも優しい。温かな色味と質感も魅力です。

五つの庭

こちらは三匹の犬と一匹の猫と暮らす家。クライアントの希望は犬や猫が自由に動き回れる家というものでした。そこで建築家は大きなボリュームの中に大小五つの庭を散りばめ、室内外の境界が曖昧な空間を作成しました。光や風が吹き込み、心地良く外部とつながった空間は伸びやかで開放的。室内飼い特有のストレスをペットに与えること無く、運動不足になることもありません。

大きな運動場&ウッドデッキ

大型犬を飼うのなら犬種にもよりますが毎日最低二時間は運動をさせてあげたいもの。加えて、リード無しで駆け回ることができる広々としたスペースが敷地内にあるのが理想的ですね。

こちらの住宅は1960-80年代にかけて開発された別荘地の中にあります。三頭の大型犬のために敷地には広大なドッグランが造られました。周辺の住民に迷惑をかけないようしっかりとしたフェンスで囲まれており、脱走の心配もありません。さらにリビングに面してウッドデッキが設置されており、愛犬が伸び伸びと駆け回る姿をゆったり見守ることができます。

マンションリノベで愛犬仕様に

マンションやアパートなど集合住宅でも犬を飼っている方も多いはずです。こちらは築16年のマンションをリノベーションした住まい。生活感を感じさせるエアコンをカバーした壁の下部にアーチ型の穴を開け、愛犬のベッドを作成しました。とてもキュートなデザインです!定まった”ハウス”があることは躾の上でも重要。しかもここなら家族がリビングで寛いでいる時もそばにいられて安心です。

屋上緑化ガレージ

木材サッシと開放的なデザインがナチュラルで居心地の良さそうなこちらの住宅。庭に見える芝生スペースは実はガレージの屋上部分です。屋上を緑化することでガレージ内部の気温上昇を抑えることができ、二階部分と隣接しているのでプライバシーの守られた外部スペースとして季節を問わず活用できます。愛犬の遊び場として、ちょっとした息抜きに、リラックスした時間を過ごせそう!

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