カーテンレールにも一工夫でおしゃれな部屋に!

Aya F. Aya F.
Re:Toyosaki, coil松村一輝建設計事務所 coil松村一輝建設計事務所 Living room
Loading admin actions …

カーテンレールは、カーテンを取り付けるときに必要となるものですが、意外にそのデザインにこだわりがない方も多いのではないでしょうか。賃貸物件では、わざわざ既存のものを取り換えることもないと思いますが、新築やリノベーション、ちょっとした模様替えを考えるときに、カーテンレールにもこだわってみるだけで印象は変わるものです。どんな雰囲気に変わるか、気になりますか?実例を見ながら検討してみてくださいね。

カーテンレールでさりげなくおしゃれに

カーテンレールはすでに窓際に設置されているものであって、わざわざ自分で選ぶものではない、という認識の方も結構多いのではないでしょうか。確かに住宅事情によっては手を加えることが困難ということもあるでしょうけれども、見えないところ、見えづらいところながらも、意外に雰囲気が変わるものです。ちょっとの工夫でさりげなくおしゃれにお部屋をカスタマイズしてみませんか?レトロに魅せたりナチュラルに見せたりと意外な変化に驚くはずです。

テラスの目隠しにはシンプルに

カーテンレールというと、アルミの素材の壁から突き出た形のものを想像するかもしれませんが、結構いろんな種類のものがあるんです。こちらのカーテンはテラスの目隠しとしてざっくりと取り付けられています。ポールに、穴のあいたカーテンを波縫いのように通すというシンプルな方法で吊るされていて、開け閉めもスムーズそうです。複雑で凝った形ではないため、ざっくりとくつろげる場所にもピッタリのデザインですね。

レールを隠すことでスタイリッシュに

カーテンレールは壁から垂直に取り付けるものが多いですが、レールの存在を主張したくないデザインを考えるのであれば、こちらのようなタイプもシンプルで素敵です。大阪の建築家・Jun Murata | JAM の手がけたこちらのミニマルな空間では、カーテンは天井に取り付けられたレールから吊るされており、天井はそこから一段下がった部分となっているため、普段過ごす空間からは、レールは全く見えません。スタイリッシュに見せるだけでなく、窓と天井、カーテンの隙間がほとんどなくなるため、外気の影響が抑えられてエコな空間になります。

インテリアと合わせて

木を多用したナチュラルテイストのインテリアは、あたたかみがあってほっとできますが、空間全体をウッディにカスタマイズしても、カーテンレールがアルミ製ではちょっと残念な印象になってしまうかも?!空間全体に統一感を与えるためには、レールもやはりアルミではなく木のものを合わせたいですね。こちらのお宅では、カーテンを取り付けるレールは木の枠の奥に隠れているため、あたたかで統一感のあるインテリアを保持できています。ちょっとしたアイデアでずいぶんと雰囲気を左右する感じ、わかりますか?

真鍮のカーテンポールでレトロに

レールを見せないようにインテリアをカスタマイズするのもシンプルに仕上がって素敵ですが、見せる形で作り上げるのであれば、ちょっとこだわりのデザインにしてみるとアクセントとして生きてくるはず。こちらのリビングでは、白でコーディネートされた空間に、黒い真鍮のカーテンポールを組み合わせています。真っ白のお部屋の中で繊細なポールの黒がミニマルながら絶妙なアクセントとなっていますね。ちょっとレトロな雰囲気にするならこんなデザインも素敵です。

梁と一体化させてみる?

アルミのメタリックな色合いを、うまくインテリアに取り入れるという方法もありますが、ナチュラルにコーディネートするのであれば、メタル感はちょっと避けたいかも?!こちらのお宅のカーテンは、まるで梁から生えているかのように吊るされています。レールが梁に埋め込まれる形でデザインされているため、とてもシンプルな印象に。ドアをほとんど取り付けないようにデザインされたこのお宅では、カーテンを使う事で緩やかに空間を区切っているのだそうです。おしゃれなアイデアですね。

Photo: 増田好郎

Need help with your home project?
Get in touch!

Highlights from our magazine