リビングは、そこに暮らす人が長く過ごす空間ですが、アウトドア派の方ならば、なるべく外に出ていたいと思われるかもしれませんね。しかし、時間の制約などで出かけることができない場合にも、自宅に居ながらにしてアウトドア感が味わえると嬉しいのでは?リビングを外とつながる空間にカスタマイズしてみませんか?自然が間近に感じられる住空間が実現できると、家でのリラックスタイムも質の高いものへと変化するかもしれません。
アウトドアが好きな方は、時間の余裕ができるとなるべく外で過ごそうとされるかもしれませんが、そうはいっても日々の生活に追われていると、なかなかそういった時間が十分に取れないということも、やはり起こりうるものです。ならば、ご自宅のリビングで自然を楽しめるように工夫を加えてみてはいかがでしょうか。
こちらは京都のフォーレストデザイン一級建築士事務所の手がけたお宅。LDK空間から望む海辺の景色は開放的!毎日休暇気分が楽しめそうですね。
▶「住まいの写真」ページでは様々な種類のリビングを紹介しています。◀
アウトドアの良さは、開放的な空間に身を置くことができることがそのひとつとして数えられるでしょう。こちらのお宅では、屋内空間の仕切りをできるだけ取り払った形でリノベーションされています。窓際には土間スペースが設けられ、薪ストーブが設置されています。キャンプの時の焚火が屋内でも再現できるのが素敵ですね。外の空間とも土間を通じてフラットにつながるため、外と内との境界が曖昧になる感じが魅力です。
間近に自然が広がるようなお宅であれば、リビングに面する窓を大きく取って開放的にしてみると、自然の中に暮らしている感じが増します。特に、広い庭がとれる立地であれば、リビングからフラットにつながるテラスをつくりつけることにより、LDK空間をさらに外へと拡張することが可能に。一人でくつろぐ時間はもちろんのこと、家族や友人たちと集う場としても活躍しそうですね。こちらのようにハンモックを吊るすと、ぐっと休暇っぽさが増します。
【テラスについては、こちらの記事でも紹介しています】
住宅の密集した地域では、庭はもちろんのこと、採光のための窓も大きく取ることがためらわれる、ということも起こりえます。そうした環境であっても自然を身近に感じられるような造りは可能です。日本の伝統建築にも見られるように、坪庭、箱庭のような小ぢんまりとした空間をつくることで、プライバシーを確保しつつも、明かりが降り注ぎ、植物を植えることによって四季の移り変わりや陽のうつろい、風のざわめきを間近に感じる事ができます。
集合住宅では、大きな庭を持つことは期待薄。それでも、いろんな工夫を加えることによって、アウトドアっぽさを取り込んだり、ガーデニングを楽しんだりすることは可能になります。例えばこちらは中古マンションのリノベーション物件ですが、リビングを土間にすることにより、施主の好きなガーデニングを、汚れを気にすることなく楽しめたり、趣味の自転車をここで整備したりと、普通のリビングでは考えられないような用途にまで利用が可能に。ミニマルですが、植物に溢れた心地よい空間となっています。
自宅でも屋外空間を楽しもうと考えられる方は多いと思いますが、天候によっては使えないバルコニーやテラスも造りによってはあるでしょう。滅多に使わない屋外空間ではなく、もっと日常的に使えるように考えてつくられたのがこちらのお宅のアウトドアリビング。夏の暑い日差しや雨を避けることのできる屋根やタープを設置し、家具もいつでも使えるように常設されているのだとか。四季のちょっとした変化も身近に感じられる素敵な空間です。
Photo: A. Fukuzawa
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