リビングダイニングコーディネートを考える

Aya F. Aya F.
Fläpps Folding Chair, AMBIVALENZ AMBIVALENZ Minimalist dining room Plywood
Loading admin actions …

最近のマンションなどでよく見られるのが、リビングとダイニングのスペースを一緒にしたリビングダイニングというスタイル。食べるスペース、くつろぐスペースとしての役割を一つの空間が担うため、部屋の広さによって家具の配置や動線を考える必要が出てきます。今回はこのリビングダイニングコーディネートを考えてみます。限られた空間をうまく活用する方法、見つけてみてください。

収納可能なテーブル

狭いダイニングスペースしかない場合、テーブルそのものが場所を取りすぎてしまい、息苦しく感じてしまうことも。そういうときは、折り畳み、収納可能なテーブルを使ってみるのはいかがですか?こちらのテーブルは棚から引き出して使うタイプ。かなりコンパクトですが、日常的に二人で食事をする分には問題ないですよね。壁に取り付けて、必要な時に水平に起こして使うテーブルも同様に省スペースで小さめのキッチンに取り入れたいアイデアです。

ダイニングスペースを仕事場、勉強部屋として

リビングダイニングにすることで、その空間の利用法はより広がりを持ちます。食べたりくつろいだりするだけでなく、勉強する場所、仕事をする場所としての活用も自然な流れとして考えられるのではないでしょうか。こちらは建築家.8 / tenhachiによるダイニングキッチンです。キッチンの作業台とダイニングテーブル、そしてワーキングスペースまで同居した新しいハイブリッド空間になっています。

Photo Akihide Mishima

バーを壁かけ型に

アルコールなどのドリンクやグラスを収納するミニバースペースは、寄せ集めるとかなり場所を取ったりしませんか?それならば、そのバースペース壁に作ってみてはいかがでしょう。こちらは手作り感満載な、パレットを使って作られた壁かけ式ミニバーです。ドリンクの瓶やグラスをコンパクトに収納できて、見た目にも楽しいインテリアになります。家具の色合いに合わせてカラーリングするとバリエーションが利きますね。

壁に収納を作って省スペースを実現

コンパクトなキッチンではちょっとした隙間もしっかりと活用したいところ。キッチンの壁面をフルに使った作り付けの棚は見た目もすっきりします。ただ、奥行きの深い棚は物がたくさん入るものの一番奥のものが取り出しにくく、使い勝手に難あり、ということも。そういう時は、引き出しタイプの棚にすると、奥まで見渡せてスペースも有効活用できます。すでに作り付けの棚がある場合は、かごや取っ手付きの収納ボックスを利用するといいですね。

折り畳み式の椅子を壁にかけて

来客用の椅子は、ないと困るけれど、必要ないときには場所を取るもの。この悩みを解消してくれるのがこちらの折り畳みの椅子です。椅子として使うときは、シンプルな形でありながら安定感があり、折りたたむと長方形に。片面に彩色が施されており、壁に掛けると抽象画のようで、よもや椅子とは誰も思わないのではないでしょうか。いろいろなカラーバリエーションがあるので、インテリアや好みに合わせて取り入れてみたいですね。

キッチンとダイニングの間の収納スペース

リビングダイニングコーディネートを考えるとき、キッチンとダイニングスペースの境にカウンターを置くことがよくあります。食事を運ぶときの動線としても、食事やそれ以外の間食時に必要な、例えばお茶道具などが置けるスペースとしてもとても活躍する存在になりますが、ここに収納スペースがたくさんあると、コンパクトなスペースをより使い勝手の良い空間へとサポートしてくれます。こちらのキッチンカウンターは、カウンター下だけでなく、その上にも棚がめぐらされており、充分な収納スペースがあります。頭上の収納棚は、えてして視界を遮り勝ちなのですが、こちらは透かし棚を使うことで閉塞感を回避しています。同じ木調で統一されていることも、コンパクトにまとまりのあるキッチンに感じさせる一端を担っています。

Photo: Shingyo Ozawa

Need help with your home project?
Get in touch!

Highlights from our magazine