DIYを取り入れてコストダウン!大きな吹き抜けのあるローコスト住宅

Michi Koba Michi Koba
足立区の家, 岡本建築設計室 岡本建築設計室 Modern dining room
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今回ご紹介するのは、総工費2300万円ほどで実現した岡本建築設計室による住まいです。低予算で魅力的な家を完成させるため、事前にキッチンやフローリングをクライアントが自ら購入。また建築家とクライアントの3人で漆喰塗りをするなど、DO IT YOURSELF精神でコストダウンを実現しました。一体どんな住まいが完成したのか、早速見て行くことにしましょう。

モダンな外観

敷地は東京都足立区の住宅街に位置します。シンプルな箱型のフォルムとすることで、土地を効率的に使うことができると同時に、外装材も最小限で済みコストカットにつながります。ダークグレーの外壁にバルコニーや大きな開口部分のシルバーがアクセントとなり、モダンでシャープ、かつ落ち着いた印象の佇まいとなっています。

​大きな収納のある玄関

玄関はコンパクトながら壁一面に大きな収納が用意され、すっきりと物を収めることができます。玄関扉、収納、フローリング、天井と木を多用した、ナチュラルで温かみのある雰囲気が魅力的な室内です。

​大きな開口と吹き抜けのあるLDK

2階部分には広々としたLDKスペースが配されています。外観からもわかるように道路に面した側にはバルコニーおよび大開口が設けられ自然光をたっぷり取り込む、とても明るい空間となっています。さらに上部を吹き抜けとすることで開放感も抜群、空間につながりと広がりが生まれています。

​ちょっとした工夫で空間を有効活用

キッチン側を望むと目に入ってくるのが、キッチンとの仕切り壁兼収納棚。ちょっとした工夫でスペースを効率的に使いつつ、空間にアクセントを加えることができますね。筋交い耐力壁もあえて仕上げをせずに見せることで空間に圧迫感を与えず、木の風合いを楽しむことができます。

​クライアントが事前購入したIKEAキッチンでコストダウン

キッチンはIKEA、フローリングはサンワカンパニーでそれぞれクライアントが事前に購入したもの。このように工務店を通さないことでコストダウンを図ることができるのです。基本はナチュラルシンプルな室内ですが、グリーンのタイルを一部に貼ることで印象がかなり変わりますよね。またタイル張りを壁まで延長させることでさりげないゾーニングともなっています。

​壁塗りはDIYで

バルコニー方向を望んだ様子です。階段もシンプルなスケルトンタイプを選ぶことで吹き抜けのある開放的な空間に圧迫感を与えず、上階まで空間のつながりを十分に感じることができます。壁は自然素材タナクリーム漆喰を建築家とクライアントが自ら塗ったそう。タナクリームとは本格的な漆喰壁を簡単に施工できる漆喰クリームで、DIYを家づくりに取り入れたいと思っている人には嬉しいアイテムですね。漆喰は、湿度をコントロールし、快適な空間をつくり出してくれますし、何より自然素材なので安心安全です。

木に包まれたあたたかな空間

3階の吹き抜けに面した廊下部分。大開口で採光確保もバッチリです。ローコストでも工夫次第で木に囲まれたナチュラルでぬくもり溢れる住まいを実現させることができます。

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